おいしいばあばが行く! 〜石垣マンゴー編〜

行って来ました 石垣島へ


川平湾。この海の青さは・・

石垣島は、東京から南西に約2,100km、沖縄本島よりも台湾のほうが近い、南の島です。NHKの朝の連続ドラマ「ちゅらさん」の舞台となった小浜島はすぐ隣、 青い海、南国の陽射、ダイビングスポットとしても有名です。

実は沖縄地方に行くのは初めてだったんです。行った友人が皆「海が!きれいなの!もう素敵で…行かなきゃわからないから行ってきて!」というのは聞いていたのですが、なぜか機会がなく。

初めての訪問は12月。曇りがちの天気のためオフシーズンですが、飛行機が高度を下げるにつれ見えてきた海の色に感動!はじめてみるブルーでした。

石垣訪問の目的はマンゴー。おいしいマンゴーに出会いたくて、あちこちで声をかけているうちにようやく紹介してくださる方があり、思い切って押しかけました。

生産者のKさんは、東京うまれの東京育ち。東京都市部に長らく住んでいましたが、思い立って石垣島に移り住んで農業をはじめた変り種です。

「農業をやろうと思って石垣に来たわけじゃないんです。ここへ来て本を読んで海を眺めているうちに、やるべきものが見えてきたというか」(う・うらやましい・・)

Kさんの農業の師匠にあたる方も、「最初は断ったんですよ、きまぐれにやられちゃかなわないし、でもね、この人断っても断っても押しかけてくるの。毎日だよ。帰れって言っても帰らない。いや、僕勝手に来てるんです、とか言っちゃってね。熱意に負けちゃって。最近はなかなかいいものを作ってますよ」

折角来たんだから、と師匠が仲間のユンタクに誘ってくださいました。「今日はねえ、仲間のお父さんがヤギくれたからみんなでヤギ汁しようって言ってたの。あなた来るから抜けてきたけど、友達みんな集まってるんだよ。遠慮することないよ、お客さん大歓迎だから。是非食べていらっしゃい。」

公民館ではお仲間が大勢集まってテーブルを囲んでいました。「この人東京から仕事で来たの。こっち初めてだって言うからさ」予告なしに入れていただいたのですが、皆さん遠慮がちに、でもとても暖かく迎えてくださり、うれしくてでもちょっと申し訳ない気持ちで一杯になりながらヤギ汁をご馳走になりました。

ヤギ汁・・もちろん初めてです。ヤギ1頭分の肉を入れた澄ましの汁に、ヨモギと島とうがらしを入れて食べます。ちょっとにおいがきついかな、と思ったのですが、よもぎの強い香、とうがらしの強い辛味と一緒になると、これがくせになりそうなおいしさ!いきなり何杯もおかわりをいただいてしまいました。

Kさんの話に戻ります。

島に溶け込むための努力も、並大抵ではなかったようです。「いろいろな当番とかあるし、地元の広報誌作る手伝いしたり、そういうこともやらないとね。結構忙しいですよ」

今では地域の農産物を売る「日曜市」にも欠かさず農産物を出すなど、すっかりなじんでいるKさん、師匠に認められ、地元住民からも認知され、ようやく畑を借りることができたそうです。

「やる以上はやはりこだわったものを作らないと、折角やる意味がないじゃないですか。土作りはもちろんですし、この南国で完全に無農薬で、っていうのはなかなか難しいですけれど、自分なりの基準を設けて安全性にこだわっています」

沖縄の果物は最近まで本土に流通していませんでした。果物に寄生する東南アジア特有の「ウリミバエ」「ミカンコミバエ」という虫を本土に上陸させないための水際作戦だったのですが、10年ほど前に沖縄全島ミバエの絶滅宣言が出され、これを機に、検疫なしで沖縄の果物も本土に届くようになりました。

気候は亜熱帯ですから、マンゴーやパイナップルといった南方系の果物は本来の生育地により近い環境で育つことになり、味がすばらしいのです。検疫がなくなったことにより、鮮度が良いまま輸送可能なになったため、完熟してから収穫できるのが輸入にはない魅力です。

右はマンゴーの畑です。雨の時期には天井にビニールを張って水分量を調節します。ボイラーによる加温はしていません。

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2度目の訪問は2月末。生産者の人となりをもっと知りたい、マンゴーの花を見たい、と再訪しました。この日は日曜日、島の人たちが作物を持ち寄り、販売する日曜市が開かれていました。

こういう地元の作物を見るのは大好きです。ちょっとのぞいて見ました。

小さめの体育館ほどの広さに、いくつもテーブルが並び、生産者ごとに作物が並んでいます。本土でもおなじみの野菜ももちろんありますが、全く初めてのものも。

Kさん曰く「今日は島らっきょうは終わっちゃったみたいですね。最近人気があるみたいで」

島ラッキョウとは石垣島で作っているエシャロットのことのようです。生のまま味噌などの調味料をつけて食べるとビールのつまみに最高なのだとか。

 

これは「おおたにわたり」、シダの仲間です。ちょっとぬめりがあり、こりこりとした歯ごたえがおいしい。味はくせがなくて炒め物やおひたし・酢の物など何でも合います。 よもぎ。ヤギ汁には欠かせません。東京では野菜として出回ることはまずありません。
フェンネルです。さわやかな香りがあたりに満ちています。東京で探すと、鮮度の良いのはなかなかなくて、とても高いです。 島にんじん。色が薄く、ちょっと朝鮮人参のような見た目です。

左の写真はマンゴーの花です。

枝分かれした大きな房に、きんもくせいのような小さな花がびっしりついているのですが、花が終わりそれぞれに小さな実がついてくると、これを選果して房から1つまたは2つに絞り込みます(写真に写っている全体が1つの房です)。

そしてうまみをぎゅっと凝縮して育てるのですが、そこまで絞ってもなぜか大きくならなかったのが2004年・2005年とご紹介したマーブル(おはじき)マンゴーです。ミニマンゴーと呼ぶ地方もあるようです。

このような小さな実ができるのには、花の咲く時期の気候が関係していると言われますが、よくわかっていません。作ろうとしても作れない、偶然の妙。

 

「東京からわざわざ来られたんですから、いろいろ見て行って欲しいんですけど、なんで前回も、今回も日帰りなんですか?ツアーで泊まったほうが安いじゃないですか?」と、Kさん。

・・・そう、そうなんです。東京から日帰り、非常にタイトなスケジュール。飛行機を取るのも難しい日程なんですよね。でも子どもが3人も待ってるもので。

帰りの航空機のカウンターでも言われました。「お客様、日帰りですか…」

いつかゆっくり行きたいものです。

す〜っぱい!
ビタミンCたっぷりの果物アセロラの花


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