おいしいばあばが行く! 〜山形あちこち編〜
山形空港ビル

2003年7月5日、山形の生産者さんたちに会いに行きました。天気予報を見て、涼しいとばかり思っていたのに、空港で飛行機を降りるとむっとする蒸し暑さです。この時期さくらんぼの出荷は、さとうにしきがすべて終わり、紅秀峰の出荷が始まったばかり、これからぶどう「キングデラ」や桃「川中島」の出荷が待っています。

レンタカーを借りてまずは上山市に向かいます。ここでぶどう「キングデラ」の生産者Sさんを訪ねることになっています。山形県内を自分で運転するのは初めてでしたが、ネットで得た詳細な地図と、レンタカーについているナビのおかげですぐそばまで自力でたどり着くことができました。 便利な世の中になったものです・・。

「キングデラ」はデラウエアとマスカットの交配種で、種がなくて糖度がとても高いぶどうです。マスカットの香りがするのも魅力です。Sさんはここ上山市で、ステビア農法で果物の生産をなさっています。「ステビア農法」というのは、南米の植物「ステビア」のエキスを土作りに使用し、化学肥料を使用せず、農薬を極力減らして生産する方法で、最近注目度の高い栽培技術です。

キングデラの棚の下に腰掛けて、1時間ほどSさんに話をうかがいました。草いきれとほんのりとぶどうの香り。 棚の下にはキングデラがたわわに実り、壮観です。

再び車に乗り込み、東北中央自動車道で東根市に向かい、さくらんぼ生産者のAさん・Hさんのお宅に順に伺いました。「いらっしゃい!遠いところよくいらっしゃいました。さあ、畑でさくらんぼを好きなだけどうぞ食べてってください」と案内してくださいます。この日は朝5時半に家を出たので、さすがに少々疲れていましたが、皆さんの笑顔に出会い、さくらんぼ畑を見ると疲れも吹っ飛びました。

重さで枝がしなるほど実ったさくらんぼ、見事です。遠くからでも樹が真っ赤に見えますよ。しばらくは無言でさくらんぼをほおばりました・・・。その後サイズの選別や箱詰め作業を見せていただき、作柄や出荷状況の話などをうかがって、しばし打ち合わせ。

Aさんの畑にて。「収穫用のリフト、乗ってみたら?足元のペダルを踏むと上がるし、放せば停まる、簡単だよ。眺めがぜんぜん違うからさ・・」とAさんが教えてくださいましたが、3mもの高さにあがるのは正直言ってちょっと怖いです。しかしそこは好奇心が勝って、あがってみることにしました。

さくらんぼハウスの中は、いわゆるビニールハウスとは異なり、下のほうは鳥よけのネットになった、テントのようになっています。地面に立っているときには外とあまり違いがありませんが、リフトで上がってみると上のほうは暑い!樹の上は当然日光をさえぎるものもなく、風もなく、摘み取り作業はさぞかし大変でしょうね。
む、暑い!
この葉が一生懸命光合成してさくらんぼをおいしくしてくれるんですね・・それにしても地面が遠いです
さとうにしきや紅秀峰だけでなく、いろいろな品種を栽培しています。
こちらは製菓用に人気のある品種です。
興味のある方はメールでお問い合わせください。

この時期の作業のためにアルバイトに来られている方もいらっしゃいます。「本業は別にあるんだけど、週末を利用して毎年きています」とおっしゃる方や、「農業の勉強のため」とおっしゃる方もいて、皆さん慣れた様子ではしごに上っていらっしゃいますが、私は・・リフトだけでやめることにしました。

夕方、作業が終わり、アルバイトに来られている方と一緒に夕ごはんをご馳走になりました。農業に対する熱い情熱や、若い人たちを育てようというAさんの大きな人柄が、たくさんの人をひきつけるようです。

アルバイトの方に、毎年来られている理由は?とお聞きすると、「食べるのが好きだったのが始まりですが、どうやって作られているのか見たくなり、さらにここで、作業を手伝いながら採れたてを食べたらもう病みつきですよ。Aさんのお人柄も魅力のひとつかな」とのこと。その気持ちはよくわかります!

翌朝、見せたいものがあるから明日朝一番に畑に来なさいよ、とおっしゃっていたAさん、畑にうかがうと、いたずらっこのようにうれしそうです。「あのね、こだわり屋さんに見せたいものがあるんだけど」と言ってあるものを指差しました。「これね、まだ内緒なんだけど、ここのところずっと研究してたの。今年はまだ試作の段階。なかなか効果がありそうなんだよね。ちょっと動かしてみるから見てて。・・・ほらほら、いいでしょう!」この向上心。さすがです。内容は・・今のところ秘密です。

しばらくは試作品の話で盛り上がり、新たなアイディアの湧いてきたAさん、「それ、いい!来年は絶対試してみよう!」とご満悦でした。

次に向かったのは隣町のさん。桃「川中島」の生産者です。こちらでもさくらんぼ生産をなさっているため、一家総出で大童です。お忙しいところ申し訳ないのですが、桃の畑を・・・。

毎年大きくて甘い、見事な桃が好評なのですが、この時期は、ももはまだ左の写真のような状態です。それでも大きさはすでにテニスボール大。

無口で穏やかなお人柄そのままの、静かで整った畑でした。職人肌、というのでしょうか、黙って手を動かすタイプの方です。2003年のような冷夏の年でも、甘くて果汁たっぷりの桃を届けてくださいました。

桃の樹がずらりと並んだ畑は、この時期誰もいません。農道を隔てて反対側の畑では、収穫の終わったサトウニシキのテントをはずす作業中。「あれは、親戚の畑。さくらんぼは大変だよ。収穫が終わったらすぐにテントをはずさないと樹が弱るし、支柱に上って作業するから、怪我する人も多くて。まあ、この辺の農家はみなやってることだけど」

小一時間畑でお話をうかがい、失礼しました。

皆さん忙しい時期にお邪魔してすみませんでした。 本当は、先代おいしいばあばととても懇意にしてくださっていた、お米の生産者Tさんのところも訪ねたかったのですが、鮭川村は山形の中心部からは少し時間がかかるので、今回は残念ながら涙を呑みました。次回是非お会いしたいものです。


この生産者のさくらんぼを食べてみたい!!

山形県東根市産「さとうにしき」
山形県東根市産「紅秀峰」

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山形県東根市 産「さとうにしき」
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